2015/02/10

「破片のひとりごと 黒田武志 作品展」で演奏します



去年、出会った造形作家の黒田武志さん。
知り合いから黒田さん情報(素敵な人、素敵な作品、オフィス、家)をずっときいていて、我慢出来ず、日下が勢いで送ったfacebookのメッセージ「家、いってもいいですか?」が出会いのきっかけとなりました。 
repairのテーマである「こわれたら、はじまり。」
この言葉に興味を持ってくださったのと、もともと私達の音楽を知ってくださってたのもあり、お伺いした日は気がつけば3時間以上も長居していました。1階のオフィスにとどまらず屋上まで到達。笑 話してるのが楽しくて仕方なくて。
とても記憶に残る一日だったなぁ。
そして、出会ってから間もなく、去年の夏ごろ演奏会の話を頂きました。
個展で演奏してほしい。
どの演奏会ももちろん嬉しいのですが、自己表現の空間にrepairの音楽を選んでくれるのは、また違った「たまらない」があります。
鳥肌ものですね。

気持ちばかりが先走り長々とプロローグを綴りましたが、
その個展がもうすぐはじまります。


「いつからそこにあったのか?
どこからきたのか?
なににも属さず もとのカタチや ナマエもわからない
僕たちのまわりにある たくさんの破片
機械の破片 言葉の破片 音の破片
物語の破片 僕の破片 君の破片
世界の破片
出来る事なら 無口な彼らの話を 聞いてみたいと思う」

そんな言葉が書き添えられたフライヤー。

私たちも耳をかたむけてみたいと思います。
展示は18日からはじまります。

演奏会は20日金曜日にあります。
黒田さんのスライド作品やサウンドオブジェとコラボさせて頂きます。

初めて会った日に「今、試作中」とみせてもらった、
天井からぶら下がる金属の棒とそれを走るように滑る金属片のサウンドオブジェ。 それが完成し、名前が付き「落下の音楽」として落とすことばに胸が高鳴ります。  まだ完成版の声をきいていません。 今は、記憶をたどった音と想像の音と佇まいからきこえる声に耳を澄ましています。
片思いのような、身ごもった母のような、そんな気分でイメージしています。
父のような?ん?いや…ちょっと違うか…。いや、近からず遠からず…。
ぜひ、みなさんも想像してみてください。
その声もぜひ聞かせてください。



ではみなさま、黒田さんの個展会場でお会いしましょう!


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plannd sandscape(operation-15)
破片のひとりごと 黒田武志 作品展
2015年2月18日(水)…3月1日(日)
12:00…19:00(月曜休廊/最終日17:00閉廊) 入場無料
LADS GALERY
大阪市福島区福島3-1-39 メリヤス会館1F ラッズギャラリー
tel/06-6453-5706
mail/lads@sea.plala.or.jp

★repair ライブ/
2月20日(金) 17:30 開場 18:00 開演 1000円(1ドリンク付)
※要予約(ラッズギャラリーの電話かメールへ)

トロンボーン日下明とピアノ谷口有佳のユニット「repair」によるクラシカルで静かな音楽は、開放感と閉塞感の両面を持ち、つめたくあたたかい。それは黒田武志の作品世界と不思議なシンクロをともなって伝わる事と思います。
http://repair-trom.blogspot.jp