2011/07/30

埋葬




私は死んだ
確認するために小窓をあけた
眉がふるえた

愛おしいものは共存に於いては滅法不得手で
かといって単音世界には色がまばらに欠ける様な。
一本の旋律を鏡合わせにしてみたが
更にぼやけてむなしくなった

深い群青色に憧れ、浅い透明色に気付く
急いで身を投げてみたが、
群青色へはまだまだの様だ

…死んだにしてはぶつぶつとうるさいな。

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